将棋初段といっても認定される手段はいくつかあるが、ここでは将棋ウォーズ初段と定義させて頂きたい。

この記事を見ているという事は、おそらく初段一歩手前で伸びが止まり、悩んでいるのだろう。

私自身も、初段目前で停滞していたころ、同じように藁にもすがる思いで似たようなブログを読み漁っていた。

このころの振り返りをまとめた記事もこちらに書いているので、よろしければ、見てもらえると嬉しい限りである。

さて、本題に戻ろう。

「1か月で初段」これはなかなかにキャッチなコピーだ。

ただしこれは嘘ではないが、正しくもない。

巷には「〇〇をしたら、〇か月で初段」というような話はあふれているが、果たしてそれに意味はあるのだろうか?

理由としては、その時点での対象者の棋力や、今後将棋の勉強にかけられるであろう時間を全く考慮してないからだ。

私も将棋ウォーズを再インストールしてから初段に到達するまでは1か月もかかってないが、それは5年近くかけて、過去に初段になっていたことがあったからである。

とはいえ、ここで話が終わってしまっては元も子もないので、自分がしていた勉強法を紹介したいと思う。

終盤力強化

先に結論から述べると以下の書籍を何度も繰り返すことだ。

これらは名著なので、今更私があらためて紹介する必要もないだろう。

尚、詰将棋の本位関しては、まずはどれか1冊だけ買って、同じ本を何回もただひたすらに解き続けるというのも効果が高い。

私は、序盤が苦手という明確な課題がありそれは自覚はしているのだが…その克服のための「定跡本を読む」、「棋譜並べ」、「対局動画視聴」などの勉強をどうにも受け付けないのである(-_-;)

これらの勉強が好きな方は効果はあるだろうから、ぜひ続けられるといい。

私は、詰将棋や手筋本を解くのは嫌いではない。

色々本も買ったが、なんとか上記の本だけは1日10~15分くらいは継続できたのだ。

私は、評価値的にマイナス6~700点くらい離されたところからスタートするのが平常運転だが💦

しかし将棋は終盤が大事なゲームなので、初段くらいなら序盤が下手でもなんとかなるのである。

戦法の固定化

これは持論だが、振り飛車をおススメする。

私は原始棒銀から将棋を覚えた。

将棋ウォーズ2級前後の頃に、矢倉囲いと少し本格的な棒銀を勉強した。

1級に上がるときに嬉野流を取り入れたが、初段に上がるためには何かを大きく変えないといけないと感じていた。

そこで、考えたのは振り飛車に転向することであった。

理由としては再現性を高めるということだ。居飛車は基本的にいつも自分のやりたいことができるわけではない。

その点振り飛車は、とりあえず飛車を振って美濃囲いに組めばいい。

これは、忙しくて勉強時間が取れない社会人や前述の通り序盤の勉強が嫌いな自分でも経験を積むことで、この場面はこういう手を指すべきというのが感覚的に分かってくるというメリットがある。

私は、中飛車・四間飛車と試して三間飛車に落ち着いた。三間飛車が自分が初段になる原動力であった。

これは完全に余談だが、級位者向けに分かりやすく書かれている三間飛車の本をいくつか紹介しておく。参考までに。

総括

これは、私の資格勉強の先生からの受け売りなのだが、

結局は「悩んでいる暇があればペンを動かせ」につきるのだと思う。

「短時間でもコツコツ続けていれば、必ず上達するよ」という話で

楽して上達しようなどと、そんな虫のよい話はないのである。

私は1日に15分程度しか勉強できなかったので(それも、数か月間何もしなかった時期もある。さすがに昇段の直近1年は短時間だが毎日続けたが。)5年近くかかったが、

1日もっと長い時間継続できる人は、もっと短期間で昇段できるはずである。

それでも、短時間でも続けていれば5年もあれば達成できるという実体験でもあるので焦る必要も諦める必要もないのである。

あなたの棋力向上を願って。

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