「り」と「し」で覚えよう

仕訳を作成するのにあたって、簿記初心者がまず悩むのは、借方・貸方どっち問題ではなかろうか。

これについては超簡単な覚え方があるので、ぜひ活用してほしい。

借方の「り」が左払いであることに着目して、借方は左側と覚える。

子ポム

か・りーーーーーーーー方

同じように、貸方の「し」は右払いであるから、貸方は右側だ。

子ポム

か・しーーーーーーーー方

嬉しかったら左・悲しかったら右

さて、これで借方と貸方は完璧だ。

では、どんな時が借方で、どんな時が貸方だろうか?

少し専門的な話をするので、今は難しければ飛ばしてもらっても構わない。

簿記の取引で使用される勘定科目は

資産」・「負債」・「純資産

費用」・「収益

の5グループだ。

どんな取引でも必ずこの5つの中のどれかに属する。

それぞれのグループごとに、増減によって、どちらに記入するかはルールとして決まっているのだ。

どの勘定科目が、どのグループに属していて、そのグループは増減によって借方と貸方のどちらに記入するかということを覚えていれば、実務的に便利なことも確かにある。

ただ、簿記の試験を受けるのにそんなことは別に覚えてなくても大丈夫だ。

現に、私も2級に合格した当時は、完璧には覚えていなかった。

では、簡単な考え方を紹介しよう。

それが、見出しにも書いた「嬉しければ左」「悲しければ右」理論である。

具体例を用いて説明しよう。

例えば「現金」についてだ。

さらにわかりやすいよう個人レベルの話で考えよう。

余談だが、現金は「資産」のグループに属し、資産は増加が借方・減少が貸方である。

子ポム

わ~い

お年玉で500円もらったよ♪

お金が増えたら嬉しいでしょ?

だから、借方 現金500/ と記入する。

反対にこの場合は

子ポム

お菓子を買うのに300円払ったよ。

お金が出ていったら悲しいよね…

なので /貸方 300 と記入する。

💡厳密にいえば少し違うのかもしれないが、おおむねこのように考えてもらってかまわない。

これが、今後勉強していく上での基本的考え方になる。

西向く侍

最後に、本格的な仕分けの勉強を始める前に、検定試験でも事務の実務でも覚えていると役立つ有名な豆知識を紹介して終わろう。

1か月の日数が30日(もしくはそれ以下)の月の覚え方だ。

有名な語呂合わせで「に・し・む・く・士(さむらい)」

これは、2月・4月・6月・9月・11月が

1か月の日数が30日以下だというゴロ合わせだ。

便利なので、簿記を使わない人も覚えておいて損はない!

では、今回はここまで

バイバイ~👋

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